連載が終了しても人気の勢いの止まらない鬼滅の刃ですが、よく疑問だと聞かれたり、謎だと思われることが多い事柄をいくつか挙げて詳しく解説していきます。

原作を全て読んでいても、そこまでは気付かなかったということも入っているかも知れない内容が含まれているかも知れません。

Q1「炭治郎はどうして水の呼吸になったの?」

鬼殺隊の使う呼吸法には水、炎、雷、風などの色々な種類がありますが、炭治郎は最初から普通に水の呼吸を使っています。

最終的には日の呼吸を使うようになりますが、何故最初は水だったのかと言えば、これは鬼殺隊に入る前に水柱の冨岡義勇の推薦で、元水柱の鱗滝の元で修行をしたからです。

その為に自然に水の呼吸を身につけましたが、後に父が日の呼吸の使い手だったことが分かり、その方が自分に合っていると気付き、そちらを使うようになりました。(水の呼吸も併用して使っています)

Q2「伊之助の呼吸には“型”と“牙”が混在しているのは何故?」

各呼吸には技ごとに壱ノ型、弐ノ型といった種類があるものの、伊之助の使う獣の呼吸はほとんどが“牙”で、壱ノ牙、弐ノ牙といった名前になっています。

この呼吸は伊之助が考案した水の呼吸からの派生になる我流で、直接の攻撃技には“牙”、そうではない構えや、それに移るまでの流れに対しては“型”と付けています。他の呼吸ではそういったものも“型”としていますが、我流ならではの名称だと考えていいでしょう。

尚、アニメを見た人は分かるでしょうが、「けもののこきゅう」ではなく、「けだもののこきゅう」です。

「柱は何故9人なの? 呼吸別に決まっている?」

鬼殺隊の剣士の中で最高位になる柱は、水柱(みずばしら)、炎柱(えんばしら)、霞柱(かすみばしら)、岩柱(いわばしら)、音柱(おとばしら)、風柱(かぜばしら)、蟲柱(むしばしら)、蛇柱(へびばしら)、恋柱(こいばしら)の9人が登場します。

それぞれの使う呼吸+柱という名称で呼ばれており、たまたまこれらの呼吸の使い手が最高位まで昇り詰めたというだけで、これ以外の呼吸でも基準さえ満たせば柱になることができます。また、9人という制限も特になく、現水柱の冨岡義勇が炭治郎に水柱になって欲しかったと言っている場面があるように、呼吸が被っても問題は無さそうです。

雷の呼吸を使う柱は作中では登場しませんが、もし柱になった場合には鳴柱(なりばしら)と呼ぶという説明がありました。つまり、かつては他の呼吸を使う柱も存在していたと見られます。

Q4「鬼舞辻無惨が必死で探していた青い彼岸花とは?」

鬼舞辻無惨は最強の鬼ですが、日光だけは克服することができず、それに当たると他の鬼と同じように体が崩れて死んでしまいます。その克服の為に、色々と調べた結果、幼い頃に自分に対して使われていた病気の治療薬にそれが含まれていることが分かり、それがあれば克服に繋がるのではと考え、配下の鬼たちに探させていました。

その死後に語られた内容では、日中にしか咲かない花だったようで、夜にしか行動できない鬼たちにはいくら探しても見付けることはできなかったという訳です。

尚、この青い彼岸花に近い水色や紫色のものは実在しますが、はっきりとした青色のものは発見されていません。ちなみに、彼岸花は医薬品として鎮咳薬に使われることがある花です。

まとめ

鬼滅の刃は基本的に分かりやすい話で、これという大きな謎も残さずにうまく完結している為、それほど疑問に感じる事柄は少ないと言える作品かも知れませんが、知っていそうで、よく考えてみると詳しくは分からないと思われる事柄を集めてみました。

特に炭治郎の水の呼吸に関しては、詳しくは知らなかったという人も多かったのではないでしょうか。