鬼滅の刃には独自の色々な言葉が登場します。その中には一般の会話中にうまく使えるようなものもあります。

これらを何気なく会話中で使うことで、同作をよく知っているというアピールになる機会があるかも知れません。

全集中の呼吸(ぜんしゅうちゅうのこきゅう)


鬼滅の刃の中で一番有名な言葉で、作中で鬼殺隊が使う呼吸法です。

人間より遥かに強い鬼と戦う為に鬼殺隊が編み出した人間の身体能力をアップさせる方法で、24時間この「全集中の呼吸」の常中ができるようになれば一人前だと言われています。

流派がある

流派によって「水の呼吸」(みずのこきゅう)、「炎の呼吸」(ほのおのこきゅう)、「風の呼吸」(かぜのこきゅう)のように分かれますが、全ての呼吸は後述する「日の呼吸」(ひのこきゅう)から派生して生まれたものです。

この呼吸法は流派を問わず、傷からの出血を止めたり、高く跳び上がったり、速く走るようなことにも応用できますが、そのような1つのことに集中して使うと、その後に大きな反動がくる為、必要に応じて注意して使わないといけません。

柱(はしら)


鬼殺隊には軍隊のような階級制度があり、一番上の位がこの「柱」です。

その下に「甲」(きのえ)、「乙」(きのと)、「丙」(ひのえ)、「丁」(ひのと)、「戊」(つちのえ)、「己」(つちのと)、「庚」(かのえ)、「辛」(かのと)、「壬」(みずのえ)、「癸」(みずのと)といった10の位があります。

主人公の炭治郎も入隊時は癸からスタートしており、途中で庚や丙に上がる場面があります。

柱は作中では(途中での死亡者も含めて)9人で、使う呼吸によって、炎の呼吸を使う柱は「炎柱」(えんばしら)、蟲の呼吸なら「蟲柱」(むしばしら)のような呼び方をします。

日輪刀(にちりんとう)


鬼と戦う為に鬼殺隊が使う武器です。呼吸を覚えることで、これを持った時に色が変わります。それが変わらない(呼吸を使えない)と剣士として鬼殺隊に所属することはできません。

ですが、鬼殺隊は剣士だけで構成されている訳ではなく、剣士を鍛える役目や日輪刀を作る鍛冶など、色々な役職に分かれています。

継子(つぐこ)


各柱が個人的に鍛えている弟子のことで、炎柱の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が炭治郎に“俺の継子になれ”と言ったことがあるように、柱と同じ呼吸を使うとは限りません。

例として、栗花落カナヲ(つゆりかなを)が「花の呼吸」を使いますが、彼女は蟲柱の胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)の継子です。

十二鬼月(じゅうにきづき)


炭治郎たちが戦う鬼の中で、その親玉の鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)直轄となる精鋭の12体のことです。

この中で位があり、強さの順に上弦の壱(いち)〜陸(ろく)、下弦の.壱(いち)〜陸(ろく)の順番となっています。「柱」になるには、このうちの1体を倒すか、位が「甲」で50体の鬼を倒す必要があります。尚、一番下の下弦の陸であっても、柱といい勝負をするほどの強さをもっています。

ヒノカミ神楽(ひのかみかぐら)


主人公の炭治郎が自然と身につける呼吸で、「日の呼吸」とも呼ばれています。炭治郎は最初に修行をつけてもらったのが元水柱だった為、「水の呼吸」の使い手になりましたが、こちらの方が自分に合っていると気付き、大事な場面ではこの「ヒノカミ神楽」を使って強敵を倒しています。

作中で炭治郎以外にこの呼吸を使う登場人物は居ませんが、父親がその元使い手で、両耳に付けている日章旗のようなデザインの耳飾りは、この呼吸の継承者に代々受け継がれているものです。

まとめ


会話の中で、「全集中の呼吸で一気に終わらせよう」などと使うと、鬼滅の刃のファンだとすぐに分かるでしょう。

他にも、何かのゲームの敵に対して「こいつ、柱みたいに強いぞ」、「上弦クラスだな」のように使ってみたり、弟子にするという意味で「継子にしてやろう」などと色々な使い方ができます。ただし、あくまで流行りなので、それを考えた上で使うことをおすすめします。