埼玉県議会の常任委員会などで、女性職員らが委員の県議にお茶を出す慣例が廃止されることとなりました。

今まで、会議等の出席者にお茶を出すという役割だけの女性臨時職員(50〜70代)を、7名日雇いしていた実態があらわになりました。

20年前から続いていたようです。

お茶を出す専任の人を雇うとは税金の無駄遣いでは、、と素人目線で見ても思ってしまいました。

気になるのはお茶出しの臨時職員に支払われたお給料。

2018年度のお茶出し臨時職員の合計人件費は、約37万円だったという事です。

お茶を出すという立派な仕事には変わりないので、人件費が発生するのは当たり前だと思いますが、時給など気になりますよね。

詳しく調べてみます!

お茶出し専従職員 給料 いくら?

お茶出し専任の臨時職員とは?

お茶出しの臨時職員の仕事内容は下記の通りです。

●企画財政、総務県民生活など八つある常任委員会と特別委員会で、出席した委員と県の部長にお茶を出す業務。

●1回の会議で7名の女性臨時職員が勤務。

●2018年度のお茶出し専任臨時職員の人件費は合計約37万円。

私も会社に勤めていた経験があり、クライアントと自社の社員が会議をする時はよくお茶出しをしていました。

お茶を出す回数は、1時間程度の会議であれば会議スタート時の1回のみでした。

しかし2時間、3時間と続く会議の場合は、1時間経過した辺りまたは休憩後にもう1度お茶を出す。しかも1回目とは違う種類の飲み物を出す(1回目→緑茶、2回目コーヒー)などと気を配っていました。

県議会であれば、定例会議など半日以上時間を要する会議も当然あると思います。

となると、お茶の交換が幾度か発生しそうですね。

埼玉県議会のホームページを見ると、選挙区52、定員93名とあります。

もしも定員93名が一同会議に出席した場合、お茶出し専任臨時職員は、ひとり約13人分のお茶を出すことになります。

自身の経験からすると、ひとりで8人くらいでも大変だったため、なかなか大変な業務かもしれません。

お茶出しの給料は?

気になるのはお給料。

埼玉県の最低賃金は、1時間926円です。

そして、お茶出し要員の方々は日雇い労働者となるため、派遣会社から派遣されているのではないかと思います。

私自身、イベントの派遣会社に登録していましたが、1日だけのお仕事はザラにありました。

例えばイベント派遣会社の1日だけの受付担当のお仕事で、時給1000円〜1300円程度+交通費をお給料として貰っていました。

本人に時給1000円支払われる場合、お仕事を依頼した会社はイベント派遣会社に時給1500円くらい支払っていると考えられます。

そして、私が登録していたイベント派遣会社は、短い勤務時間だった場合でも最低5時間分のお給料が支払われていました。

そのような事を踏まえると、お茶出し専任臨時職員へは、だいたい最低でも1日1人5000円〜6500円+交通費くらい支払われていたのではないかと考えられます。

埼玉県議会のHPで、2018年に行われた定例会議が載っていました。

それによると、2、3、6、7、9、10、12月に37回、定例会議が行われていました。

まとめ

「お茶は女性が出すもの」という昔ながらの風潮があらわになった件でした。

業務をしっかりとこなしている方々にお給料が支払われる事は当然の事です。

しかし、お茶出し要員を廃止した事により経費の節約以外にも、会議にはマイボトルにお茶を入れて持参するなどの環境保護にも繋がるかもしれません。

どの世界にも見直す事がたくさんあるようですね!