F12022年シーズンはフェルスタッペンの無双状態でした。そして最終戦アブタビGPを迎えました。

気になる最終戦アブダビGPで行われすヤスマリーナのコースが今年2021年改修になりました。

狙いはオーバーテイク増加目的です。確かに毎年最終戦のアブダビGPは追い抜きが少なくて退屈な印象でした。

今回のコース改修によってオーバーテイク増加になるかを考察してみました。

F1アブダビGPの改修前後のコース比較

アブダビGPヤスマリーナサーキットのコース改修部分は上記の赤枠で囲っている3箇所になります。

1つ目はバックストレート手前のシケインとヘアピンの複合コーナーから緩やかなヘアピンカーブに変更です。

2つ目は改修前の11〜14コーナーがバンク付きの緩やかな左コーナーになりました。

3つ目はインフィールド区間のタイトな直角コーナ群が多少緩いカーブになりました。

下記のヤスマリーナ公式ツイッターでも動画で解説してます。

バックストレート前が緩やかなヘアピンに

1つ目はシケインが撤廃されバックストレート手前は緩やかなヘアピン変更になりました。

バックストレートに向けて前のマシンに接近しやすくさせる意図での改修です。

複合コーナーからバンク付き右カーブに!

2つ目改修前のターン11〜14はシケインと直角ターンの複合コーナーだったのが、緩やかなバンク付き右カーブへと変更になっています。なんとなく鈴鹿のスプーンカーブに形状がにてますね。

このコーナーのオーバーテイク増加はどうでしょうか・・・その前のストレートが結構ゆるやかなに右カーブになっているので、うまくブロックされそうな気もします。

オーバーテイク増加の箇所は?

下記の図のように今回のコース改修によって、バックストレート(DRS1)からシケイン手前にかけてのオーバーテイクが増加するのではないかと言われています。

2022年アブダビGPの初日にDAZNで中野 信治さんが解説されてましたが、現代F1の複雑な空力性能だとシケインのような小刻みな低速コーナーで前のマシンに接近するのが困難とのことです。

改修前のコースだとシケインでマシン同士が距離が離れてバックストレートでDRSを使用しても追い抜きができませんでした。

今回の回収によって、上記の緩やかなヘアピンで前のマシンとの距離を詰めて、バックストレートでDRSを駆使してオーバーテイクを増加させる狙いがあるらしいです。

考えてみれば、確かに鈴鹿サーキットのヘアピンで距離を詰めて、スプーンカーブで追い越ししているシーンが多く見受けられたので、狙い通りのコース改修になったのではないでしょうか。

タラレバの話ですが・・・2010年のアブダビGPでは当時フェラーリのアロンソがペトロフをずっと抜けなかったのを代表されるように、2010年にこの改修されたコースでレースをしていたら、もしかしたらアロンソはフェラーリでチャンピョンになっていたかもしれません。

最後に

毎年F1最終戦のアブダビGPは退屈な印象だったので、コース改修後の今年は、オーバーテイク祭りで盛り上がることを望みます。

ハミルトンとフェルスタッペンの接触だけは避けてほしいですね(汗)