Tak Matsumoto Group (TMG) は、日本の伝説的なギタリスト、B’z の松本孝弘が2004年に立ち上げたロックプロジェクトです。

このプロジェクトは、松本が尊敬する国際的なミュージシャンたちと共に活動することを目的としており、ハードロックを基盤にしながらも、メンバーの多様な音楽的バックグラウンドが融合した独自のサウンドが特徴です。

2024年にTMGは20年ぶりに再集結いたしました。

それぞれのメンバーについて、さらに詳しくご紹介します。

松本孝弘さん率いるTMGとは

TMGは2004年に始動し、シングル「OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜」やアルバム『TMG I』をリリース。これらの作品は、松本のギターとエリック・マーティンのボーカルが見事に融合し、ハードでありながらもメロディアスな楽曲が評価されました。また、この年にはライブツアー「TMG LIVE “Dodge The Bullet”」を開催し、多くのファンを魅了しました。

TMGは20年ぶりに2024年に活動再開を発表。新アルバムのリリースとともに、ツアーを開催する予定です。特に注目されているのは、日本のメタルアイドルユニット「BABYMETAL」とのコラボレーションで、これは世代やジャンルを超えた画期的な音楽的試みとされています。

2004年 第1期TMGメンバー
松本孝弘(ギター)
エリック・マーティン(ボーカル)
ジャックブレイス(ベース&ボーカル)
ブライアン・ティッシー(ドラム)
シンディ・ブラックマン(ドラム)
クリス・フレイジャー(ドラム)
2024年 第2期TMGメンバー
松本孝弘(ギター)
エリック・マーティン(ボーカル)
ジャックブレイス(ベース&ボーカル)
マット・ソーラム(ドラム)
Yukihide “YT” Takiyama(ギター)

2024年 第2期TMGメンバーの全貌

リードギター 松本孝弘 (Tak Matsumoto)

松本孝弘は日本を代表するギタリストであり、彼が率いるB’zは1988年のデビュー以来、数多くのヒット作を生み出してきました。

彼のギタープレイは、日本国内のみならず、世界的にも高く評価されています。ハードロックからブルース、ジャズまで幅広いジャンルに精通し、メロディアスで緻密な演奏が特徴です。

ソロ活動も活発であり、1999年には「Dragon From The West」でグラミー賞を受賞し、日本人として初めてこの栄誉に輝きました。TMGは彼がアメリカのミュージシャンと共に国際的に活動したいという思いから結成され、彼がリーダーとしてバンドの音楽的方向性を主導しています。

彼のリードギターは、テクニカルでありながら感情豊かで、他のメンバーと絶妙なバランスを保ちながら、バンド全体のサウンドを引き立てています。

https://twitter.com/tamami_ameyoko/status/1834574396939489751

ボーカル エリック・マーティン (Eric Martin)

エリック・マーティンはアメリカのロックバンド、Mr. Big のリードボーカリストとして世界的に知られています。

彼のキャリアは1980年代に遡り、彼がフロントマンを務めるMr. Bigは「To Be With You」や「Green-Tinted Sixties Mind」などのヒット曲で知られています。

彼のボーカルはパワフルでありながらもソウルフルで、ロックからバラードまで幅広い表現力を持っています。TMGにおいても、彼の圧倒的なボーカルはバンドの中心的な要素となっており、力強くも感情豊かな歌唱で楽曲に深みを与えています。

Mr. Big時代からのロックバンドとしての経験が、TMGでも存分に発揮されており、彼の歌声がバンド全体のサウンドに大きな影響を与えています。

ベース&ボーカル ジャック・ブレイズ (Jack Blades)

https://twitter.com/young_guitar/status/1823192771169038763

ジャック・ブレイズは、アメリカのハードロックバンド Night Ranger のベーシスト兼ボーカリストとして長年活動してきたミュージシャンです。Night Ranger は1980年代に「Sister Christian」や「Don’t Tell Me You Love Me」などのヒット曲を送り出し、その時代を代表するロックバンドの一つとして位置づけられています。

ジャック・ブレイズはまた、スーパーグループ Damn Yankees のメンバーとしても活動し、作曲家としての才能も発揮しています。TMGではベースを担当し、彼の厚みのあるサウンドとリズム感がバンドの音楽に安定感と力強さを与えています。

また、作曲にも貢献しており、バンドの楽曲制作において重要な役割を果たしています。彼の経験豊富なミュージシャンシップは、TMGのサウンドに独自の深みを加えています。

ドラム マット・ソーラム (Matt Sorum)

マット・ソーラムは、アメリカのロックバンド Guns N’ Roses の元ドラマーとして最もよく知られています。彼はまた、Velvet RevolverやThe Cultなど、他の有名バンドでも活躍してきました。

彼のドラミングはパワフルで正確さが際立ち、特にロックやハードロックのジャンルで高く評価されています。Guns N’ Rosesでは、「Use Your Illusion I & II」などのアルバムで、その力強いリズムセクションを提供し、バンドのサウンドを形作っていました。

TMGでは、その経験豊富なドラミングでバンドのリズムを支え、パワフルでダイナミックなライブパフォーマンスを展開しています。彼の演奏は単なるリズムに留まらず、バンド全体のエネルギーを引き上げる原動力となっています。

リズムギター Yukihide “YT” Takiyama

Yukihide Takiyama(瀧山幸秀)は、日本のギタリストで、TMGではリズムギターを担当しています。彼は、日本国内の様々なアーティストのサポートギタリストとして活動しており、幅広いジャンルで演奏経験を積んできました。彼のプレイスタイルは、リズムギターとしての堅実さに加えて、メロディアスなソロや表現力豊かなリフが特徴です。

YT Takiyamaは、氷室京介のソロライブにおいてサポートギタリストとして長年参加してきました。氷室のライブでは、彼の代表曲やBOØWY時代の楽曲を演奏する際に、YT Takiyamaの力強いギターサウンドが重要な要素となっていました。氷室の楽曲は、シンプルかつパワフルなロックサウンドが特徴であり、それをステージ上で表現するには高度なテクニックが求められます。YT Takiyamaはその役割を見事に果たし、氷室のステージを支え続けました。

Takiyamaは、氷室京介のアルバム制作にも深く関わっており、ギタリストとしてだけでなく、作曲や編曲にも関与することがありました。氷室のソロキャリアでは、ロックだけでなくポップやエレクトロニカ、バラードなど幅広いジャンルに挑戦していますが、YT Takiyamaのギタープレイは、その中でも常に核となるロックサウンドを提供してきました。

TMGでは、松本孝弘のリードギターと調和し、バンドのギターサウンドを豊かにしています。彼の存在によって、バンドはより分厚く、ダイナミックな音を作り上げることができています。

Tak Matsumoto Groupは、松本孝弘のリーダーシップのもと、国際的なロックバンドとしてその名を知られています。各メンバーの豊富なキャリアと個性的なプレイスタイルが融合し、他にはない独特のサウンドを生み出しています。

彼らはスタジオでの活動だけでなく、ライブパフォーマンスにおいても、その卓越した演奏力と強い一体感で観客を魅了し続けています。