BABYMETALメイトがもう一度聞きたいと思っていた、「おねだり大作戦」が久々に2021年日本武道館ライブで披露されました。

この曲が久々に歌われてメイトとしては嬉しい限りだと思います。

メタルの重低音にかわいい歌声を乗せた『おねだり大作戦』は、まさにBABYMETALのコンセプトであるメタルとアイドルの融合が表現されている一曲になっています。

おねだり大作戦の歴史

おねだり大作戦はアメリカのラップメタルアーティスト、Limp BizKit(リンプ ビズキット)のMy Generationのオマージュだそうです。

歌詞はタイトル通り女の子がパパにおねだりして欲しい物を手に入れる、

という内容です。女の子の可愛さを最大限に生かし、女の子なのにすでに

女の武器を理解していて使いこなしています。歌詞にも出てきますが「遠慮は無用」、と手段は選ばないといったような女の腹黒さをも表しています。女の人であれば歌詞に共感したり、経験したりするのではないでしょうか。

初披露は2012年Legend “I”

おねだり大作戦は2012年10月6日の「Legend “I”@Shibuya O-EAST」で初めて披露され、少女の欲望とアイドルのブラックな側面をオーバーラップさせています。

その後、2013年6月にリリースされたBABYMETALの2ndシングルの「メギツネ」に収録され、初回盤カップリング曲としてYUIMETALとMOAMETALのユニットのBLACK BABYMETALによる曲です。

曲の特徴は小悪魔系の歌詞をラップの掛け合いで歌い、BABYMETAL流のラップメタルとしても人気です。曲調はかわいい声でギンギツのヘビメタであり、聞けば聞くほどスルメ曲になっていることでも注目されていました。

2016年9月東京ドーム以来の披露!

しかしながら、2016年9月20日の東京ドームのBlack Nightで『おねだり大作戦』の演奏は最後になり、海外メイトもそのことに対して恋しく思っていると伝えていました。

そして、4年半の時を超えて2021年2月19日に日本武道館でのライブで封印が解かれた形になり、緊急事態宣言の中で行われたBABYMETALの10周年の記念にふさわしく多くのファンに感動を与えました。

おねだり大作戦が久々に演奏された感想や考察

BABYMETALが10周年を迎えることになり、どのような曲を披露してくれるか楽しみにしていたため本当に良かったと思います。

最近では、世界中で新型コロナウイルス感染症の驚異にさらされ、このようなライブに関しても大きく制限されています。

この中でも、BABYMETALは去年末の紅白歌合戦にも出場し、海外で多くのファンを獲得した実績を証明してくれました。

なぜ久々に歌われたのか

BABYMETALは2010年にデビューし日本のみならず海外でも人気のアーティストとなり去年で10年目を迎えました。そして彼女達も10代から20代となりました。

当時在籍していたYUIMETALが脱退してもアベンジャーズが加わることで3人体制を維持しています。『おねだり大作戦』はまさしくこのような状況に封印し、当時の様子を振り返るためには私は最適だと感じました。

この歌詞は恐らく10代の女の子目線で作られた歌です。ちょうど彼女達がデビューした頃の年齢と同じくらいの女の子だと思います。

では、その歌を20代となった彼女達が歌うとどうなるのか?そしてそれを聴いたファンは何を思い、感じるのか?彼女達とファンの10年という月日をこの歌を通して成長を伝えたかったのではと思います。

あるいは、10代目線の歌を20代となった彼女達が歌うギャップで改めてBABYMETALの魅力を伝えたり、ファンを喜ばせたりするのが狙いだった気もします。

11年目となった今年、彼女達は今まで経験してきたライブやファンとの繋がりを力に変えてさらに走る続け、輝いてくれると期待しています。

コロナで生活様式や価値観が変わり、様々なことを我慢しなくてはならない日々が続いています。それがいつ終わるのか、ずっとこのままなのか、新たな病気が現れるのか、誰にも分かりません。それでも、変わらずに好きなこと、好きな気持ちはあると思います。

これからもBABYMETALと共に生活出来たら幸せです。