5月19日、新型コロナの影響による給付金関係で、困窮する学生に最大20万円を給付する支援策(学生支援緊急支援金)を決定しました。

こちらの記事では、「学生給付金の対象者」「給付される金額」「申請方法」「給付はいつからなのか」について現時点でわかっていることを簡潔にまとめてあります。(2020年5月21日時点)

学生はもちろん、学生のお子さんをお持ちの保護者の方もぜひ最後まで目を通してみてください。

学生支援緊急給付金の対象者は?

学生給付金の対象はまず以下の範囲の学生になります。(外国人留学生を含む)

  • 大学・大学院
  • 短期大学
  • 高等専門学校
  • 専門学校
  • 日本語学校

しかし、すべての学生というわけではありません。さらに以下の条件があります。

  • 家庭から自立してバイト収入で学費を賄っている
  • 収入が大幅に減っている

対象者は全国で43万人いると見込まれています。

しかし、今の段階では「大幅な減少とは一体いくらなのか?」「いつの時点の収入のことなのか?」など、細かいことはまだ発表されておりません。(2020年5月21日時点)

学生支援緊急給付金の金額は?最大20万円もらえる条件は?

住民税非課税世帯の学生で20万円の給付、それ以外の学生は10万円の給付となります。

ちなみに、今回の「学生支援緊急支援金」は、全国民に一律して10万円が給付される「特別定額給付金」とは別個に給付されます。

よって、経済的に困窮している学生は、学生給付金と特別定額給付金と合わせて、最大30万円の給付を受けられるということになるのです。

学生給付金の申請方法は?

学生給付金が支給されるまでの流れは以下のようになります。

  1. 自分が通う学校に申請する
  2. 学校側が減収状況を審査し、日本学生支援機構(JASSO)に名簿を提出する
  3. JASSOを通じて、学生に現金給付される

学生の減収状況を確認する方法は、文部科学省を通じて大学側に示していくとされています。

学生給付金の支給はいつからなの?

正式には決まっていませんが、文部科学省の発表によると6月中旬頃の給付を目指しているとされています。

なぜ学生給付金が創設されたのか?

「高等教育無償化プロジェクトFREE」が行った調査で、新型コロナ感染による収入減により、約2割の学生が退学を考えているということが分かりました。

「経済的な理由で学生が進学や修学を諦めないようにする」ことが、この度の学生支援緊急支援金を給付する目的となっているのです。

まとめ

親元を離れて暮らしている学生にとっては、新型コロナの感染拡大による収入減は、学業を続けていく上での大きな負担となっています。

将来ある学生が今後ともしっかりと学びを継続していくためにも、速やかに給付金が支給されることを願います。