フリーランスの年間の集大成、一番の大仕事!ともいえる、確定申告の季節がやってきました。

毎月の売上と集めている経費を計算して、所得税を確定させる作業です。

毎月入力をしていればラクチンですが、たいていのかたが忙しくて経費の領収書を貯めていて1月から開始するような方が多いと思いますので、今のこの時期に是非こちらのブログを参考にしてください。

税金作業のために必要になるのが1年の経費処理を簡単に集計してくれるソフトです。

沢山の会計ソフトがあるので、ざっくりとメリットデメリットをお伝えしたいと思います。

フリーランス初心者にオススメの会計ソフトは?

クラウド型の会計ソフト

まず、最近流行っているのがクラウド型の会計ソフトです。これはインターネット上にソフトが存在しているもので、毎回インターネットを介して操作をします。

種類としては

・やよいの青色申告オンライン

・やよいの白色申告オンライン

・マネーフォワードクラウド会計/確定申告

・freee(フリー)

などがあります。

クラウド型の会計ソフトのメリットは

◆インターネットの環境があればどこでもどんなデバイスでも(PC、タブレット、スマホ)利用することができる

◆初期導入料金が低額もしくは数カ月無料のものがある。

◆金融機関と連動させれば自動で仕訳をすることも可能

◆バージョンアップやバックアップが自動で行われる

◆Mac,Windows両方で利用可能

などがあります。

逆に、クラウド型の会計ソフトのデメリットは

◆インターネットの環境がなければ利用することができない(ネットに障害があると作業が出来ない)

◆インターネットの環境によって操作性が悪くなる

◆定額料金がずっとかかり続ける(ランニングコスト)

◆インターネットスキルや会計知識が必要

◆サーバーにデータを預けるためセキュリティが不安

などがあります。

インストール型の会計ソフト

続いて、インストール型の会計ソフトのメリット・デメリットに関してです。インストール型とは、自身のパソコンにソフトをインストールして使うタイプのものでパッケージ型と呼ばれることもあります。

こちらはクラウド型が使われる前から主流であったものです。

種類としては

・弥生会計シリーズ

・勘定奉行シリーズ

・会計王シリーズ

・わくわく財務会計シリーズ

・フリーウェイ経理Lite(無料、自動仕分け機能なし)

などがあります。

パソコンインストール型ソフトのメリットは、

◆初期費用はかかるがランニングコストはかからない

◆インターネットが関係ないのでシステム障害などの問題はない

◆取引明細の登録などで自動仕分けが出来る(フリーウェイ経理以外)

などがあります。

パソコンインストール型ソフトのデメリットは、

◆バージョンアップの手間がかかる

◆ハードディスクの容量を消費する

◆基本使えるパソコンの台数の利用制限がある

◆各ソフトに対応したOSしか使えない

などがあります。

エクセルの会計ソフト

最後に、エクセルで作成してくれる無料会計ソフト(マクロなどを使用)などがインターネットのサイトで存在します。もしくは自身で作成することも可能です。エクセルの簿記は基本的には自分でそこそこの会計知識がある場合に無料で計算を済ませたい場合に検討する項目と考えられます。

エクセル会計の種類は

・エクセル簿記 https://freeway-japan.com/list.html

・Inage式会計帳簿 https://www.excelkobo.com/kaikeityoubo

などがあります。

エクセルのメリットは

◆費用がかからないこと

エクセルのデメリットは

◆経理知識がないと少し難しい

などがあります。

結果どれが一番オススメ?

それぞれのメリット・デメリットをあげましたが、フリーランスの中でも売上の規模や経費の多い少ないによってどの経費処理を選ぶかは変わってくると思います。

経費量が少なければ自分でExcel管理することもたやすいからです。

因みに、私はエクセル簿記を無料でインストールして使っています。ある程度簡単な仕訳の知識があればこれで十分なの検討してみてください。もしくはインストール型のフリーウェイ経理Liteも無料なのでまず試してみたい人にはオススメです。

今後事業を長く継続していくことを考えれば、経費処理は事業とセットだと考えることが出来ます。

そうすると、初期投資という意味ではクラウド型でも会計ソフトを購入してもそこまで高額な金額ではないように思えます。

ただ、大切なことは会計ソフトは一度始めてしまうとなかなか変更することが大変なので、先のことも考えて決めることが大切です。

例えば、クラウドのソフトを選んだ場合はクラウド上に自社のデータは残りますが手元には残りません。

そういったことも考えていくと自身が選ぶべき方法がおのずと見えてくるものです。

また、融資を考えている場合は必ず税理士さんにお願いすることをおすすめします。

税理士さんにも色々な人がいますので、必ず2~3社みてから選んでください。

フリーランスの場合はたいてい月額1万円~5万円以内くらいでは経費処理はしてくれる所がほとんどです。

それに加えて年次決算で5万円~10万円くらいを見込みますので、売上の規模と相談して検討することがよいでしょう。