BABYMETALのアルバムが全米ビルボードチャート で初登場13位を記録しました!前作の「METAL RESISTANCE」の初登場39位から大きな前進です。
前作から約3年半を経て、ついにリリースとなったBABYMETALの3rdアルバム「METAL GALAXY」は世界同時発売で注目となっているだけでなく、5組の世界的なアーティストをゲストとして迎えた楽曲と先行配信4曲を含めた全16曲(海外版は14曲)と渾身の作品に仕上がっています。
今作に至るまでには、YUIMETALの脱退や神バンドメンバーの事故死、元モー娘。の鞘師などを含めたアベンジャーズ(サポートダンサー)の参加など、BABYMETALを取り巻く環境に大きな変化がありました。
しかし、BABYMETALらしい重厚でロックな曲調と、様々なジャンルとの融合、遊び心が散りばめられた歌詞とサウンドはこれまで以上の衝撃と存在感を誇っています。
鳥肌立ちまくりで聴き終えた「METAL GALAXY」を感想と考察してみました。
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目次
BABYMETAL アルバム「METAL GALAXY」の感想
バラエティに富んだ曲構成
早速感想ですが、曲構成としては、METAL GALAXYという名前の通り、宇宙空間に新しい境地というイメージがぴったりになります。あたらしい展望という舞台のイメージアップが伝わってくる曲構成となっています。
かつてのBABYMETALであれば、よりバンド演奏を踏襲したという内容でした。
今回のアルバムでは、あたらしいロックの展望という意味で、皆がシャウトできるような、そんな力強く、今風の音でアレンジされているイメージされています。
最新式の音のイメージは強く織り込まれていますので、ダンスしながら、そして祭りの会場にて、付いてこれる人はついてきてくださいというヴォーカルリードの空間が拡がるに違いありません。
曲のそれぞれの特色はバラードを控えつつも、強烈なパンチで踊るというそれぞれのタイプがありますので、気分を弾けたい時には、爽快なアルバム鑑賞となります。
アルバムの雰囲気として、現代的な音質がするなかでも、先進の音響タイミングがあります。ですので、アルバムとして聞いていても、ライブの完璧なレコーディングが可能となっているというBABYMETALの特別な技術もすばらしいはずです。
このライブ感がBABYMETALの特徴とも言えますし、それをアルバムとして、祭り仕様としての存在感を表す、豊かな音色の表現となっています。これを聴いてハミングしたり、同じようにシャウトするようなそんな世界観は、ある意味強制的にそれを聴いている空間をハッピーな気持ちにしてくれるでしょう。
アルバムとしてのデザインも、宇宙空間に存在意義有りという伝達性能があります。ですので、モヤモヤしていて、気分がすぐれない時には、このアルバムで抜けるような音響を伺い、さらに、自分の努力に邁進していけるはずです。
自らの音楽の勉強という点に関しても、以前と変わらない、バンド演奏にこだわる技術が秀逸になります。
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どこか懐かしい感じのするダンスミュージックDA DA DANCE
DA DA DANCEダンスミュージックに楽器を加えて、メタルの要素も入れた感じです。BABYMETALの今までの曲でしたら、いいね!系の曲です。
Elevator Girlで大人のカワイイへと上手くシフトチェンジ
10代のカワイイから大人のカワイイを表現したElevator Girl。この曲によって上手く変化をシフトチェンジできた感があります。
彼女達も20代となった今、いつまでも10代の風貌でパフォーマンスするわけにもいかない状況となっています。今のBABYMETALの魅力を表現するかを試行錯誤し表現した曲がElevator Girlなのではないでしょうか。
アルバムの中では、音楽的にも外見的にも変化の過程を最も描いた曲となっています。
エスニックとメタルが融合した「Shanti Shanti Shanti」
Shanti Shanti Shantiという曲はまず、サウンドがヘヴィですよね。BABYMETALの中でも重量感がある曲となっており、荒々しいだけでないのが魅力です。ときに激しく、時にやわらかさを持つなんとも不思議な曲になっています。インド音楽のような独特なメロディが素敵ですね。
Kagerouでより磨きかかったSu-METALの歌唱力
BABYMETALが発表したMETAL GALAXYの内容ですが、今までの高いキーでの音声の歌唱力はそのままに、よりハミングアップするような歌い方になっています。この歌唱力から、繰り出される音色はバックグラウンドのギター演奏に合わせて、やはりハードロックとの兼ね合わせの最適なミュージックと呼べるでしょう。
元来歌唱力が劣っていて、スタジオレコーディングで上手く合わせるという手法が通っていますが、BABYMETALでは、その演奏のライブ感に合わせて、シンガーとしてのライブ感にも全くの遜色のない音響です。
音響感としてはコンサート・ホールの臨場感が有り、そこで、突き抜けるようなヴォーカルテイストが拡がっていきます。高音域をカバーするシングコードに対して、重低音を醸し出す、ハードなドラムの音の様子は、確かに、ロックを越えたロックという印象を新たにしてくれます。
ロックの内容では、ギターに着目してという聞き方や、ドラムの音響に留意してという鑑賞力はあるかもしれませんが、やはり歌唱力としての秀逸な響きが全体のアルバムに統一されていて、より歌に力を入れてきた最新の動向と呼べます。
「METAL GALAXY」のクライマックス 「Shine」からラスト「Arkadia」へ
国内版で全16曲にも及ぶ長編はShineからラスト曲Arkadiaへと壮大なクライマックスを迎えます。
米ビルボード初登場13位はどれほど凄いことか!
全米ビルボードチャート で初登場13位を記録しました!厳しいアメリカの音楽市場で日本人アーティストがチャートに入り込める余地など今まで無かったです。
決して話題性でチャートインしたのでは無く、音楽の実力で勝ち取ったチャートインです。
それは、アルバム発売日にLAで行われたライブThe Fourmを満員にした公演が証明されています。
最後に
元々BABYMETAL自体、音楽業界では今まで無かった音楽スタイルを産み出し、数々の試みを行ってきたバンドです。メイトにさえ毎度予想もできない展開を魅せてくれてます。
アイドルとメタルの融合・ダークサイド編・まさかの鞘師里保さんの出演
などなど
上記の出来事は、全く予想できなかった出来事だと思います。
今回の「METAL GALAXY」も全く予想外の仕上がりに良い意味で驚かされました。これこそがBABYMETALの魅力ではないでしょうか