BABYMETALが2020年大晦日の紅白歌合戦に出場します。

演奏曲はBABYMETALメイトにとってアンセムと言っても過言ではない『イジメ、ダメ、ゼッタイ』に決まりました。

大方の予想に反しての曲だったので、曲目が発表になった時は、BABYMETALメイト等は驚いたのではないでしょうか。

この思い入れのある曲『イジメ、ダメ、ゼッタイ』の歴史と紅白で演奏されたネット上の感想をまとめてみました。

イジメ、ダメ、ゼッタイの歴史

曲名で理解出来る様にイジメの撲滅を願う内容で歌詞が描かれており、ボーカルのSU-METALがシリアスに歌い上げるのが特徴となっているのです。

より具体的にはイジメをするのは格好悪い事で、イジメによりどの様な苦しみがあるのかを伝えつつ、やっては駄目な事だとストレートに伝える内容だったりします。

もっともいじめる側といじめられる側といった視点が入り乱れている格好であり、発売当時からややメッセージを受け取り難いと評価する人もそれなりにいたのです。

同時に歌詞としてはメッセージ性は強く重めな内容になっているものの、演奏に少し遊びが入っている様に取られる所もあるため、いじめを軽く扱っているのではという否定的な意見も見られました。

そのため初期のBABYMETALの代表的な曲の1つでありながらも、BABYMETALの中でもイジメ、ダメ、ゼッタイに対する評価は、賛否分かれる部分はあります。

そんなイジメ、ダメ、ゼッタイのステージ上のパフォーマンスとしては、UIMETALとMOAMETALが「ダメ」の掛け声と共にジャンプする「ダメジャンプ」や2人がステージの端から端までをダッシュする「ウォールオブデス」が定番です。

初披露は2011年!

『イジメ、ダメ、ゼッタイ』は、2011年7月24日に渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで開催されたさくら学院のライブ「さくら学院 2011年度 NEW 〜Departure〜」にて初披露されたことが始まりです。

BABYMETALの曲の中でも有名で、その内容はイジメ撲滅を願うように歌詞が作られボーカルのSU-METALがストレートでシリアスに表現しています。

当時はYUIMETALやMOAMETALがコミカルなコーラスとスクリームが特徴的で、曲調は基本的に嬰ハ短調ですが2番の後の間奏の一部でヘ短調、嬰ト短調に変わって最後の大サビでホ短調になっています。

この曲はトイズファクトリーからメジャー・デビューシングルになり、2012年10月6日にShibuya O-EASTで行われた初のワンマンライブの「I、D、Z 〜LEGEND “I”」のエンディングでリリースすることが発表されました。

一方、テレビの歌番組での初披露は2013年1月6日に「MUSIC JAPAN」であり、さくら学院のライブの1年半後になります。

その後、2013年1月19日に初回生産限定盤“I”盤、“D”盤、“Z”盤と通常盤の4形態で発売されています。そのうち、初回生産限定盤のCDには、カップリング曲として「イジメ、ダメ、ゼッタイ -Nemesis ver.-」が収録されています。

イジメ、ダメ、ゼッタイはBABYMETAL結成初期にリリースされた曲で、2011年7月24日に渋谷で開催された「さくら学院」ライブで初披露されました。

ライブでの初披露から1年半後の2013年1月19日シングルとしてスタジオ版CDがリリースされました。

ステージ上ではYUIMETALとMOAMETALがステージの端から端までをダッシュする「ウォール・オブ・デス」や、「ダメ!」の掛け声と同時にジャンプをする「ダメ!ジャンプ」といったパフォーマンスが行われています。

重要なライブでのキラーチューン

ライブでは基本的に終盤にこの曲が組み込まれる事が多く、ラストで演奏される事も少なくありません。

ですがライブが開催される際に必ず組み込まれる曲という訳ではなく、演奏されない事もあります。

ただしBABYMETALが世界に羽ばたく切っ掛けとなった、伝説のライブSonisphere 2014のラストで、このイジメ、ダメ、ゼッタイが演奏されました。

なのでイジメ、ダメ、ゼッタイは、BABYMETALが世界に衝撃を与えた曲の1つに間違いなく含まれています。

Sonisphere 2014のイジメ、ダメ、ゼッタイが歴史を変えた

BABYMETALが世界へ羽ばたくきっかけとなった、海外フェスSonisphere 2014のラストで『イジメ、ダメ、ゼッタイ』が演奏されました。

BABYMETAL登場時のオープニングではSonisphereの観衆は、完全に色者扱いで反応も冷たい状況でした。しかし、ライブが進むにつれ、徐々に観衆はBABYMETALのパフォーマンスに引き込まれていきます。

ラストに演奏した『イジメ、ダメ、ゼッタイ』で完全にSonisphere観衆の心を掴みました。

このSonisphere2014でのパフォーマンスは、BABYMETAL史上最高のインパクトを世界に与えたと言っても過言ではないです。

当時Su-Metal16歳でYui-MetalとMoaMetalはなんと14歳です。

16歳&14歳で海外フェスのアウェイ状態の観衆の前でのこのパフォーマンス、大した度量です。

特にボーカルのSu-Metalの6万人以上の観衆に臆することなく堂々としたパフォーマンスが際立ったライブでした。

Su-Metaのアウェイでの強さに関しては、こちらの記事にまとめてます。

2020年1月幕張メッセにて2年ぶりに演奏

イジメ、ダメ、ゼッタイ2017年12月3日広島グリーンアリーナLEGEND – S – 洗礼の儀 -を最後に封印されました。

なぜならYUIMETALが脱退したためで、3人揃わないと曲が成り立たないためだと言われています。

しかし、2020年1月25日26日に幕張メッセで開催された「LEGEND METAL GALAXY」は、アルバム「METAL GALAXY」のほぼ全曲を2日間にわけて演奏するスペシャルライブで約2年ぶりに『イジメダメゼッタイ』が復活しました。

詳しくはこちらの記事にまとめました。

幕張メッセで封印されていたイジメ、ダメ、ゼッタイに歓喜の嵐 BABYMETAL「LEGEND METAL GALAXY」2日目

アベンジャーズ3人登場して今までにないライブ構成になり、BABYMETALの中でも史上最高だと言われています。

もう2度と演奏されないのではと憶測があったので、イントロが流れた時は会場中が大歓喜でした。

紅白でイジメ、ダメ、ゼッタイを披露!

曲目決定後のネット上の反応

紅白出場のネット上の感想

最後に

BABYMETALの紅白の演奏曲は、ネット上で様々な予想合戦が繰り広げられてました。

無難な予想だと、お茶の間に浸透しているギミチョコかPAPAYA!のどちらかだろうという予想でした。

しかし、大方の予想に反して、IDZというゴリゴリのロックチューンで大衆受けするより、お茶の間をぶちかます姿勢がいかにもBABYMETALらしいではありませんか!