日本ではお馴染みのBCGワクチンが、新型コロナウイルスに効果があるかもしれないという話が浮上しています。

BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める効果があると言われています。

果たして効果があるのか?あくまで仮説としての考察をまとめてみました。

BCGワクチンの新型コロナへの効果は?国ごとの致死率から仮説を考察

BCGワクチンとは?

BCGワクチンとは、結核を予防するためのワクチンの名称です。

みなさんも二の腕にも、丸い18個のハンコのような注射の痕が残っているのではないでしょうか?
その痕がBCGワクチンの痕です。

日本では、生後5ヵ〜7ヵ月あたりにが接種が行われています。

このBCGワクチンは、結核の発症を最大74%程度、重篤な骨膜炎や全身性の結核に関しては最大78%程度予防できると言われています。

結核は、結核菌が肺の内部で増えて肺の他にも肝臓、リンパ節、骨、脳などにも影響が及ぶことのある恐ろしい感染症です。

そんな恐ろしい感染症を予防してくれるのがBCGワクチンです。

BCGワクチンの歴史

1921年にフランスの研究者が開発したワクチンで、1924年に日本にやってきました。

BCGという名称ですが、フランスの研究者のカルメとゲランの名前を冠した菌Bacille Calmette-Guerinの頭文字をとって出来たと言われています。

日本では、1951年の結核予防法大改正によって凍結乾燥BCGワクチンの接種が法制化されました。

当時結核はとても恐ろしい病気でした。

その後、1965年には日本の菌からつくられたBCGワクチンがWHOの国際参照品に指定されています。

この1965年に日本の菌から作られたワクチンが、多くの日本人の二の腕にあるハンコの痕があるはんこ注射、スタンプ注射とも言われる日本型のワクチンです。

昔は、ツベルクリン反応検査が陰性の場合にBCGワクチンを接種していたそうで、接種回数は幼児期、小学生、中学生と3回もありました。

2005年よりツベルクリン反応検査なしで接種することになり、接種回数は生後6ヵ月未満に1回となりました。

そして2014年から現在までは生後1歳未満(生後5ヶ月以降8ヶ月未満を推奨)に1回となりました。

とても長い歴史のあるワクチンで、日本では今やなくてはならないワクチンであるということが分かります。

ちなみに日本株という言葉がありますが、それは1924年に日本の医学者・細菌学者の志賀潔がBCGを生み出したカルメンから直接分与された菌株(BCG Tokyo172株)の事を言います。

BCGワクチンと新型コロナウイルスの効果の仮説

BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める効果があると言われています。

そして、日本の菌からつくられたBCGワクチンが新型コロナウイルスに効果があるとも言われています。

新型ウイルスの被害者が多いイタリア・アメリカと日本で、BCGワクチン接種率と新型ウイルスでの死者数で比べてみたいと思います。

イタリアでは、BCGワクチン接種率(1970から2001年)が0%に対し、コロナウイルスでの死者が1万779人 (2019年3月30日時点)

アメリカでは、BCGワクチン接種率が0%に対し、コロナウイルスでの死者が2467人 (2019年3月30日時点)

一方、日本はBCGワクチン接種率が99%に対し、コロナウイルスでの死者が49人(2019年3月28日時点)

日本で例を見てみると、死者のほとんどが高齢者で、若者はコロナウイルスにかかっている割合が少ない状況です。

BCGワクチンを受けている国と受けていない国の致死率を比較すると、仮説が合致致します。

ネット上の反応

まとめ

新型コロナウイルスを予防するための新しいワクチンの開発は、1年以上かかるだろうと言われています。

もし既存のBCGワクチンで効果があるようであれば、大きな望みになりますね。

現在、オーストラリアの研究機関で臨床試験中と言われています。
どういう結果になるか、期待して待ちたいと思います。